心理学評論刊行会

代表者挨拶

心理学評論刊行会
代表者:板倉 昭二

心理学評論刊行会 代表者:板倉昭二

 心理学評論のHPが新しくなりましたので、編集委員長のほうから一言ご挨拶申し上げます。心理学評論は、1957年に創刊され、およそ60年の伝統を持つ、日本で唯一の心理学のレビュー雑誌です。本誌は、京都大学文学研究科を中心として年4回冊子体が刊行されており、すべての同学の人びとに自由な研究討論の場を提供することによって、心理学の発展に寄与することを目的としています。本誌の内容は、投稿者が任意にテーマを選ぶ一般投稿論文と、特定のテーマについて編集委員から執筆を依頼した特集論文とに分けられます。そして特定のテーマの特集号と自由なテーマの一般号とを1号おきに年4回刊行しているのです。
 今日、心理学の領域はますます多様化しているように思われます。こうした多様化に合わせて編集委員も多様な領域から参加をいただいております。多様化した心理学の研究論文は、日々相当量出版されておりますが、心理学のさらなる発展のためには、類似の領域もしくはテーマを理論的にまとめあげ、次に進むべき方向を展望することが不可欠だと考えます。心理学評論は、そのような重要な役割を担っているのです。また、嬉しいことに、最近では若手研究者の投稿が増えているように思われます。レビュー論文は、十分に経験を積まれたシニア研究者の専売特許のように思われがちですが、若い研究者にこうした視点から取り組んでいただけるのは心理学に明るい光を照らすかもしれません。
 私は、2014年度より編集委員長の任に就きました。その任の重さを噛みしめながら、今後も、心理学評論が、心理学のますますの発展に貢献できる雑誌であり続けることを強く祈念している次第です。

インフォメーション

2018.4.11 「心理学評論」誌 J-STAGE公開のお知らせ
「心理学評論」誌は、59巻3号よりJ-STAGEでの公開が始まりました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/sjpr/-char/ja
冊子発行より1年後の公開となります。
バックナンバーにつきましても順次公開してまいります。
2017.11.07 バックナンバー総目次を更新しました。
2016.06.30ホームページをリニューアルしました。

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最新号

心理学評論最新号

Vol.60 No.4 2017  特集:社会のための心理学
編集:坂本真士・原田悦子

・特集「社会のための心理学」にあたって
坂本真士
・統合失調症の理解と心理学:神経心理学からの紹介
松井三枝
・神経科学からの人間理解
渡邊正孝
・自殺の予防と心理学
末木 新
・東日本大震災における心理学者の支援活動と研究の概観
松井 豊
・社会の声を聴く,社会に声を届ける:心理学と社会のコミュニケーション
三浦麻子
・臨床・社会領域の論文に対するコメント
坂本真士
・音環境の改善にむけての心理学の貢献
桑野園子
・モノづくりにおける実験心理学の貢献可能性
入戸野宏
・モノのデザインというプロセスを認知心理学はいかに支援し,そこから何を得るのか:そしてその困難さはどこから来るのか。
原田悦子
・現在の自動車交通の諸問題解決に向けた心理学的研究の貢献
篠原一光
・心理学はどのように安全に貢献できるか
芳賀 繁
・心理学への期待:工学を代表して
小松原明哲
・認知心理学は教育にどう貢献するか
市川伸一
p 値を使って学術論文を書くのは止めよう
豊田秀樹
・教育心理学再考
鹿毛雅治
・実務における司法面接の課題:非開示にどう取り組むか
仲真紀子
・心理学の社会貢献に関する私見:教育・発達領域の論文を読んで
友永雅己
・実験室の内と外との相互作用とその意義
箱田裕司
・「若手」との交流と活動からみた今後の心理学
蒲池みゆき
・社会のための心理学に向けての提言
長谷川寿一

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